※ゲーム上、話しすぎると不利になる可能性があります。
ろく兵衛を殺したのは自分である。しかし故意に殺したわけではない。
午前6:00~
今日は朝早くから鯉の餌やりの当番だった。
中庭の池へ向かうと、ろく兵衛を見かけた。鍛錬を積んだ剣の腕を、よりいっそう認めてもらう機会が欲しかった。勇気を出して、実戦形式の稽古をしてみたいと申し出た。
ろく兵衛はしばらく考えていたが、やがてうなずき、自室に戻って諸々の準備をしてくると言った。稽古場で待っていると、2人分の真剣を用意してろく兵衛がやってきた。
試合が始まると、いつにもまして凄まじい気迫で斬り込んでくる。
こちらも全力で応戦しなければ。剣を握る手に力が入った。
午前6:50
気づけば、斬られたろく兵衛が死んでいる。怖くなって稽古場から逃げ出した。
当主を殺してしまった。自分の使った真剣には、べったりと血が付着していた。証拠隠滅を図ろうとしたが、どこに捨てればいいのかわからない。
午前7:00~
迷っていると稽古場のほうで悲鳴がきこえた。身を隠しながら、中庭の方へ向かった。
仕方がないので中庭の池に刀を放り捨てた。池のふちでつまづき、服が濡れる。
庭の傍らの土蔵のほうにトオルの姿が見えたため、身を隠した。
午前7:25
ひとまず自室に到着。瞑想のふりをしていると、門弟のひとりがやってきて、稽古場でろく兵衛が死んでいることを知らせてきた。部屋を出る。
午前7:30
再び殺害現場へ帰ってきた。トオルをはじめ、多くの門弟たちが集まっていた。
実力が花開き、ろく兵衛にも目をかけてもらっていた。当主襲名も夢ではないと思っていた。
この混乱のなか、自尊心の強いトオルが次期当主を引き継いでしまったら最悪だ。
師を殺した罪悪感のなかでも、己の将来について考えねばならない。
ろく兵衛の死亡に関してはどのように説明づけられるのか、頭をひねらなけばならない。
全ての状況を利用し、トオルに不利な流れをつくりだせればいいが。