真剣勝負

- Collection002 -

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【燕ゆき丸】
キャラクターシート

キャラクターシートを読み込んでください。(目安時間15分)

基本情報

いつか当主を継ぐことを夢見て、剣の腕を磨いてきた。

特にここ最近は絶好調で、ろく兵衛に太刀筋をよく褒められていた。

次の当主になるのは、おそらく自分かトオルのどちらかであろう。

いくつか年長であるトオルは師範代の座を任されている。

ろく兵衛には、真剣を使った実戦形式の稽古をつけてもらっているらしい。

その腕は他の門弟からも認められるところだ。

だが、もしトオルと本気で勝負を行ったとしても、最高の状態をだしきれさえすれば、五分五分に持ち込める自信はある。

彼と並んで師範代の座に登用されることも、そう遠くないうちだろうと思っていた。


その矢先、ろく兵衛が死んだ。いや・・・。

重要情報

※ゲーム上、話しすぎると不利になる可能性があります。

ろく兵衛を殺したのは自分である。しかし故意に殺したわけではない。


午前6:00~

今日は朝早くから鯉の餌やりの当番だった。

中庭の池へ向かうと、ろく兵衛を見かけた。鍛錬を積んだ剣の腕を、よりいっそう認めてもらう機会が欲しかった。勇気を出して、実戦形式の稽古をしてみたいと申し出た。

ろく兵衛はしばらく考えていたが、やがてうなずき、自室に戻って諸々の準備をしてくると言った。稽古場で待っていると、2人分の真剣を用意してろく兵衛がやってきた。

試合が始まると、いつにもまして凄まじい気迫で斬り込んでくる。

こちらも全力で応戦しなければ。剣を握る手に力が入った。


午前6:50

気づけば、斬られたろく兵衛が死んでいる。怖くなって稽古場から逃げ出した。

当主を殺してしまった。自分の使った真剣には、べったりと血が付着していた。証拠隠滅を図ろうとしたが、どこに捨てればいいのかわからない。


午前7:00~

迷っていると稽古場のほうで悲鳴がきこえた。身を隠しながら、中庭の方へ向かった。

仕方がないので中庭の池に刀を放り捨てた。池のふちでつまづき、服が濡れる。

庭の傍らの土蔵のほうにトオルの姿が見えたため、身を隠した。


午前7:25

ひとまず自室に到着。瞑想のふりをしていると、門弟のひとりがやってきて、稽古場でろく兵衛が死んでいることを知らせてきた。部屋を出る。


午前7:30

再び殺害現場へ帰ってきた。トオルをはじめ、多くの門弟たちが集まっていた。


実力が花開き、ろく兵衛にも目をかけてもらっていた。当主襲名も夢ではないと思っていた。

この混乱のなか、自尊心の強いトオルが次期当主を引き継いでしまったら最悪だ。

師を殺した罪悪感のなかでも、己の将来について考えねばならない。


ろく兵衛の死亡に関してはどのように説明づけられるのか、頭をひねらなけばならない。

全ての状況を利用し、トオルに不利な流れをつくりだせればいいが。

ミッション

※以下のミッションにしたがってゲームを進めてください。

①次期当主としてトオルが相応しいと主張させないこと。
②次期当主として自分が相応しいと主張すること。

全員がキャラクターシートを読み終えたら、議論パートへ進んでください。

議論パートへ

概要

あらすじ

古から脈々と受け継がれてきた剣術、『青燕』流。

その一門からは数多くの剣豪が輩出されてきた。


ここは山奥の『青燕』流一門の里。当主と門弟十数名、その家族らが暮らす。

鉄道が敷設され、電話が普及しはじめたこの時代でも、剣士たちの鍛錬は続けられている。

ある朝のこと。

現当主、燕ろく兵衛(つばめ・ろくべえ)の亡骸が発見された。

現場に駆けつけた一門の剣士たちは騒然とする。

いったい、ろく兵衛の身に何が起こったのか。

そして、当主を失った『青燕』の行く末はどうなるのだろうか。

プレイ時間の目安

キャラシート読み込み

15分
議論パート①

5分
議論パート②

5分
議論パート③

5分
議論パート④

5分

※議論パート毎に、新たな共有情報①〜④が追加されます。

推理パート

5分
結末、得点計算パート

5分
合計時間

45分

キャラクター情報

燕トオル

『青燕』流の門弟のひとり。ろく兵衛の弟子の中でも随一の実力。

剛力が自慢で、当主に次ぐ座である師範代を任されている。

燕ゆき丸

『青燕』流の門弟のひとり。ろく兵衛は大叔父にあたる。

利発で、成長著しい期待の若手剣士。