アトラス・アズ・ロマンス

- Collection007 -

議論パート ①/④

共通情報①を読み、議論を進めてください。

(推奨時間10分)

共通情報①

白髪の審問官は、手元の文書を読みながらつぶやく。
「・・・えー、屋敷の正面の鉄扉は重厚そうに見えても鍵がかからない。
ほかに出入口はないが、2階の書斎にあるはめ殺しの窓のガラスが割られていた。
屋敷裏に生える木をがんばって登れば、その窓には届く距離である・・・と」

白髪の審問官は、4人に語りかける。
「わたし、ゆうべまで遠方の僻地に出かけていましてね。帰ってきたやいなや、この事件の報せです。たまげましたよ。
ホレシュ先生のお住まいは昨日かけつけてはじめて知りました。
何冊もの地図帳を領主様に認められてきた功績のわりに、控えめなお宅ですよね。
みなさんはよく来訪されていたのですか?
そもそも・・・ホレシュ先生とはどういうお知り合いで?」

10分経過したら、全員一斉に議論パート②へ進んでください。

議論パート②へ

議論パート ②/④

共通情報②を読み、議論を進めてください。

(推奨時間10分)

共通情報②

白髪の審問官は、4人に語りかける。
「書斎には窓のガラスの破片が散らばっていましたが、ホレシュ先生のご遺体の上にはそれがなかった。つまり・・・窓は殺される前に割られたものでしょう」

右隣の尋問室から声が響いてくる。
「おとついから閉じ込めて、いったい何なの。あたしは無実!
こっちはあんたたちのご主人さまに協力してあげようってのにさ」
「その方が疑っているんだ。あきらめて白状しろ。今なら刑を軽くしてやるぞ」

白髪の審問官は、顔をしかめながら言う。
「いやはや、うるさくてすみません。そういえば最近、地図をめぐるいざこざも頻発しているようですな。
ホレシュ先生はその点も抜け目がありませんでしたがね・・・。
職務上、わたしもそれについてはよく知っています」

10分経過したら、全員一斉に議論パート③へ進んでください。

議論パート③へ

議論パート ③/④

共通情報③を読み、議論を進めてください。

(推奨時間15分)

共通情報③

白髪の審問官が、眉を寄せる。
「犯人はなぜ、わざわざ2階の窓を割ったのか・・・なるほど」

右隣の尋問室から声が響き続けている。
「なら、ここに載っている・・・『薔薇の踊る崖』にもお前は行ったんだな?」
「そうよ、この足で登って、この目で見たの!信じて!」

白髪の審問官が、4人へ会話をうながす。
「殺人を疑われるなか、犯人以外が情報を出し渋るのは非合理的なはずですしね。
まさか全員が悪玉なんてわけもないでしょう。
さあさ、あなたたちの知るどんな些細なことでもけっこう。
関係なさそうな情報でも、解決のたよりになるものはありますから」

15分経過したら、全員一斉に議論パート④へ進んでください。

議論パート④へ

議論パート ④/④

共通情報④を読み、議論を進めてください。

(推奨時間15分)

共通情報④

右隣の尋問室から響く声は、熱を帯びている。
「もう結構。お前は、自ら罪を証明した」
「何なのよ、言いがかりをつけるのもいい加減にして!
ゼレシュク・ポロウ区域の奥のほう、まだ地図になっていない部分・・・あたしはそれを自力で調べて貴族さまに提出してやった。あたしの成果よ!
報奨金をもらう権利はあっても、こんなとこに捕まる理由はないわ!」
「・・・実際の地形や地名、それは万人のもの。いくら写しとろうと開き直れる。
しかし、そうじゃないものもいくつかある。・・・わかるか?」

白髪の審問官が、顎に手をやりながら雑感を並べる。
「現場には、わずかながらの金貨も残されていませんでした。
こういう場合は典型的な・・・ねえ。
はてさて、犯人は屋敷に招かれるような人間だったのでしょうか?
そもそもみなさんは本当にホレシュ先生のお知り合いですか?
知人を装って、無理なでまかせを述べている方がいませんか?」

15分経過したら、全員一斉に次へを押してください。

次へ

残り3分。最終的な話し合いをしてください。

議論パートはこれで終了です。

続いて、推理パートに移ります。

推理パートへ
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